未来を担う健全な青少年育成を目指して

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当財団では、教育現場の体験から生まれた処方箋を活字にすることにより、若者が健全に育成する環境を築き、
明るく希望のある社会実現に寄与することを目指し出版事業を行っています。

財団法人青少年交流振興協会刊行物

■いじめ問題の解決にむけて ~現場の体験から生まれた処方箋~

ijime100 現職教員による懸賞論文11編
1997年4月7日 初版発行
発行元 アートヴィレッジ
発売元 星雲社
定価 1,400円(税別)

この本に掲載された論文は、平成7年から8年にかけて、当財団で「いじめ問題の解決に向けて」との題で論文募集を行った際、応募された論文の中で入選したものです。応募者のご意見一つ一つが経験に裏づけられた貴重なものであり、教育に取り組まれる真摯な姿が目に浮かびます。

論文を応募された方々の圧倒的多数が、その論文の中で教育者として努力すべき領域を明確に認識、また指摘をしておられ、的確な処理でかなりのものが解決し得る希望があるとしておられます。

監督は選手にとって怖い存在でありながら、同時によき理解者でなければならない。親も先生も基本は同じはず。本書によっていじめ問題解決の糸口が見えた。(山本浩二 広島カープ前監督)

 

■こころの教育、あしたへの風

kokoro100 内田 玲子(家庭教育カウンセラー)、平井 光治(大阪府修徳学院院長)、板野 敦子(元岡山市小学校道徳教育研究会会長)、他
1996年6月30日 第一版発行
発行元 アートヴィレッジ
発売元 星雲社
定価 1,400円(税別)

いじめ問題の解決に真剣に取り組む現場からの声

本書は(財)青少年交流振興協会が、学校の先生方を中心に募集した懸賞論文11編を選んで、1冊にまとめたものです。

「心の教育」は、学校が単独に行えるものではありません。家庭や地域社会との連携が必要であるのは勿論のこと、心を育てるうえで特に家庭の果たす役割はどれほど大きいか計りりしれません。

しかし肝心な家庭がすでに壊れていて、両親は父母の役割を果たしていなかったら、両親も子どもにどう接してよいか分からなかったら・・・。

さまざまな問題が生じている背景には、家庭をはじめ複雑に絡み合った社会全体の病根があるのです。

今回、教育やカウンセリングの現場に携わる4人の方々に「心の教育」について著していただきました。

ここに私たちは宝の山のようなメッセージを見出すことができます。著者の方々に共通していることは、実際に子どもや親と向かい合って、時間とエネルギーを注いで勝ち取った生きた言葉で語っているという点です。

ここでは、「心の教育」は決して虚しい言葉ではありません。ライフワークとして人の心に何かを与えて来た実践者だから言える、そんなキラリと光る言葉が散りばめられています。

親としてあるいは教師として、「心の教育」に颯爽とした風のような「心」を吹き込むために、本書を何らかの指針として役立てていただけたら幸いです。

しかし、私はあえて提言したい。希望は目前です。私たち大人が変わればいいのです。子どもたちが荒れているのは、私たち大人に、変わることを教えるためです。「心の中のナイフを捨ててほしい」「子どもの命(心、人格)を大切にしてほしい」という、深刻なメッセージなのです。「お父さん、お母さん、そして先生たち、どうか自分に負けないで」ということを、子どもたちは自分の心と体を傷つけながら身をもって訴えているのです。(本文より)

 

■17歳を語る

17sai100 山口 良治(伏見工業高校ラグビー部総監督)
2002年1月31日 第一版発行
発行元 アートヴィレッジ
発売元 星雲社
定価 1,200円(税別)

本書は、「伏見工業ラグビー部」が奇跡的な全国制覇を果たした陰に、泣き虫先生と呼ばれた山口良治氏の体当たり教育があり、山口監督の指導により少年たちに劇的変化が生じたことを、山口氏の「語り言葉」を中心に綴るものです。

山口良治氏についてはNHKの「プロジェクトX・挑戦者たち」でも取り上げられ、ドラマ化された「スクール・ウォーズ」も話題となっていますが、本書では、ラグビーに捉われず氏の教育理念を生きた言葉のまま記すことに腐心しました。

山口氏の言葉は論理的説明というよりも、自身をありのままに曝け出しながら若者に接してきた実体から迸るような、熱意と信念に溢れています。

それを本書では「不を取り除く」「何かせずにはおられない」等のキーワードごとにまとめました。読者の皆さまにそこから、多くの勇気とエネルギーを得ていただけることを願っています。

いいじゃないか、若いから失敗したって。少々ワルをしたっていいよ。いま17歳は危険な風潮が相継いで、そんな目で見られるけれど、イコールすさまじい可能性を秘めた年代であるわけです。どの子にもああせいこうせいと言わずに「カッコいいぞ!」。「お前中心にこんなチームができるぞ!」。そういう、なにか夢や希望を語ってやることです。(本文より)

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